在黙 只、黙って此処に在る日記。
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混乱。

14.03.26

先日、下北沢ERAで行われた「he」と「susquatch」の2マンライブを見に行った。

ライブハウスに行くのはかなり久しぶりにも関わらず、かつて「在黙」が拠点とし、慣れ親しんでいた場所ともなると、自分達のライブ活動時の記憶が鮮明に蘇り、まだ自分が現役でいるような錯覚に陥りながら見ることになった。

「在黙」のライブ活動は表記上2009年7月5日が最後となっているが、これは他の企画への参加のため、個人的にはその前の4月10日にERAで開催した自主企画イベントが最後という意識の方が強い。(たぶん当時のメンバーもそうだし、見に来てくれていた人達もそうだと思う)

曲作り、練習、レコーディング・編集、ライブ、宣伝活動等を繰り返し、メンバー皆がイベントに向けて一丸となっていただけに、溢れるばかりにホールを埋め尽くした満員の観客と演奏時の熱気、そして終演時の達成感は何にも代え難く、かけがえのない大切な記憶となっているが、厄介なことに音楽活動の時間軸だけがそこで止まったまま時が流れているため、あれからもう5年も経とうとしているのに、今でも先日やったかのような錯覚に陥ることがある。(これはバンドあるあるじゃないだろうか…)

ふっと湧いて出た鮮明な記憶と懐かしさから、覚えてもらってるかどうか分からないけど、ライブ終わったら当時お世話になっていたブッキングマネージャーの久保寺氏に挨拶していこうと思いながら、ライブが始まる。

「he」と「susquatch」が盟友であることは広く知られていると思うが、両バンドとも結成してもう10年。デモ音源を配布していた頃から音源を聴き、ライブを見ているから、この2バンドはもう10年聴いていることになり、やはり思い入れは一入強い。

「さすがにもう踊る体力ないだろう…」という心配を余所に、心の底から沸き上がる感動と、大量に分泌されるアドレナリンに引っ張られ、自分奥義「他人に迷惑をかけないキレ踊り」を出さざるを得ず、ライブに心酔。

すると、見覚えのある顔がステージに。

『ん?あれ?』

MCで正式に紹介され、驚愕の事実に遭遇。「susquatch」のベースに久保寺氏が…。

「susquatch」は現在ギターボーカルとドラムの2人が正式メンバーで、他パートはサポートというのは知ってたけど、まさかの驚き。「he」「susquatch」とともに、こちらも10年来の付き合いがあるという「wooderd chiarie」の活動休止に伴い、ベースを担当していた久保寺氏に声がかかったということらしいが(しかもこの日が初参加)、ただでさえ過去の記憶が混ざり合った妙な感覚でいたのに、さらに混乱した不思議空間へ突入。本当に何が起こるか分からないし、何に出くわすか分からない。

10年という月日によって創り上げられた、重厚なバックボーンを感じさせる2バンドのライブが終わり、疲れで震える足を休めるためホールでまったりしていると、後ろで「すいませーん、空いたグラス下げまーす」と聞き覚えのある声で、グラスを片付けている人が…。

「おおっ!!」

ライブ疲れのある中、ERAでの仕事も全うする久保寺氏に遭遇。

久しぶりの再会と覚えてもらっていた喜び(なんと5年前のイベントも覚えてくれてた!)、そして前述の驚きも合わさって、年甲斐もなくテンションの上がった会話になってしまった。

なんとも表現のしきれない一日。良い意味で「混乱の一日」。
きっとこの日にしか味わえない一日を過ごしたんだと思う。

p.s.
混乱の影響か、ライブを見た後、かつて自分達がどんな風に見えていたのかが気になり出し、この日の臨場感を頼りに、家に帰ってから5年前のイベントライブの映像を見てみたが、何も分からなかった…。

答えは見てくれた人の記憶の中に。

ZAIMOKU

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