在黙 只、黙って此処に在る日記。
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勝手に映画論 vol.04

10.04.28

「レベッカ」

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久しぶりの映画論。今回はかなり時代をさかのぼっての作品です。

監督は誰もが知ってるクラシックムービー界の巨匠「ヒッチコック」。イギリスを拠点としていた監督のハリウッド進出第一弾でもあり、アカデミー賞受賞作品。

「南仏の旅行で出会った英国紳士「マキシム」と結婚し、イギリスの大豪邸に住み始めた主人公が、屋敷を支配するマキシムの死んだ前妻「レベッカ」の見えない影に捕われ、苦悩していく」というサスペンスストーリー。

この映画を観てまず驚いたのは、70年も前の映画とは思えない程の質の高さ。

「クラシック」と呼ばれてるだけに、前半はかなりゆったりしていて長く感じたけど、内容を全く知らないで観たので 、途中からの展開に意表を突かれ、さらに中盤からクライマックスにかけての押し寄せるグルーブ感に、画面から目が離せなかった。

何よりも面白いと感じたのは、作品に一切登場しない「レベッカ」という見えない存在。登場人物の会話内のみでしか名前が出てこないにも関わらず、作品自体をミステリアスな雰囲気に仕上げる異様な存在感を放っていた。

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カメラワークはシンプルだが、その分逆に役者の活力が強調されている様に見えて、変な言い回しだけど、画面を越えた「生々しさ」が伝わって来る様だった。

最近のメディアによる映画の宣伝は「衝撃のラスト」という言葉が決まり文句になってる様な気がするが、それは今に始まった訳じゃなく、技術を除けば、こんな昔の映画でも観ている者を惹き付け、最後に「あっ」と言わせる手法が存在していたんだと、改めて映画の奥深さを味わった様な気がした。

せっかちな人は最初から半分飛ばして観ても、内容が分かると思います。
ただ、ゆったり構えて映画を観る事のできる人におすすめします。

[作品情報]
作品名: レベッカ
製作年: 1940年
監督: アルフレッド・ヒッチコック
原作: ダフネ・デュ・モーリア
出演: ローレンス・オリビエ、ジョーン・フォンテーン、ジョージ・サンダース、ジュディス・アンダーソン 他

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